愛する事を教えてくれた夫へ
ごめんなさい。
私の中ではもう、腹が据わりました。
貴方と離婚する。
沢山感謝してるし、愛してる。
私を十年以上、未だに可愛い愛してると言い続けてくる貴方を、愛してる。
だけども、
だけどもさ、
痛いって、辞めてほしいって泣いて訴えた事を、何一つ聞くどころか覚えてすらくれなかったよね。
話し合った事すら、覚えてない。分かったと言ったあの言葉も、もう記憶に残ってない。
15年、私のツライを、一切聞いてくれなかったのに、
どうして離婚すると言った途端に、聞こうとするの?
なぜ、今更、まだ、回復できると思えるの。
私を苦しめた罪悪感よりも、自分を拒絶していると感じて私への怒りが勝る貴方。
それもまた、貴方の短所であり長所。
大きな欠点で、同時に美徳でもある。
ごめんね。
貴方が悪いんじゃないんだよ。
私が耐えられなくなっただけ。合わなくなっただけ。
合わせすぎて、無理がたたっただけ。
心が死んでたのに気付いてしまった。
気付いてしまったら、もう心が死んだままでいられない。
身体が拒否反応を示し始めてる。
だから、貴方がどうあっても、準備したのちに別居して離婚するよ。
もしも、
もしもそこまで私が自分の我を通しても、
それでももしも、貴方が私に初めて「したくない事でも相手に合わせる」事が出来たならば、
また縁を続けよう。
貴方も私も子ども達も幸せになれる道を、私は探し続けるよ。