ふと、考える事。
もし、明日
自分の心臓が止まり
この世と呼ばれる
コノ、場所に
自我を自我として
在ることができなくなるのなら
「私」は何処へ
行ってしまうのでしょうか。
鼓動が止まって
脳が活動を止め
意識は消えて
私は無くなる。
(詳しくは不順
例えば
私が想像するのは
宇宙のような
真っ暗な闇です。
所謂、無…?
無、
とはどういうモノなのでしょう。
カタチもイロも、
其れらさえも分からないほどに
消えてしまうコトなら?
重荷という経験と関わり、財産から
やっと解放される
そんな素敵な…死
になりますか?
私は煩悩やら苦痛やら
総ての感情や
関わりから解放されて
楽になることができますか?
楽になりたいのなら死になさい
死にたい人にそうやって
声を掛ける事は
間違っていますか?
生きていれば良い事がある
死にたい人にそうやって
声を掛けるのは
間違っていますか?
生きている今は
自ら楽を択ぶ事を、虚しく思います。
楽を択べば虚しくも
思わないであろう事を
虚しく思います。
本当に、本当に辛い時
そんな事に虚しくなる
思い留まる余裕はありますか。
そんな人に掛ける言葉は…?
朝、偶々に生きていて
目が覚めた時に
ふと、考える事。
今、生きている現実でさえ
夢かもしれません。
長く、感じるだけの
眠りかもしれません。
生きている時間は
まるで夢のような軸…
戻れない、一度だけの夢。
それなら丁度良い。
幻夢の中で精一杯
「自分」という自我を
演じ切ってみましょうか。
勿論、不安や恐怖達が
そこにはあるでしょう。
唯一、匣の奥のそれも
弱い私が持つには脆くありました。
だから少しくらい、綺麗事でも…
どうせ夢ならば
少しでも素敵な夢を見たい。
今年の最後の小瓶です。
(簡単に書いたつもりで失敗したかも危ぶまれる)
皆様に、良いお年を。
彩る譜