やっぱりあなたが好きよ。
失ってから気づくことって
この世界には多いね。
でも
あなたはずっとこの先もそばにいてくれるって思っていたから…
私のそばからいなくなってしまうなんて
そんなこと少しも思わなかった。
もっとあの時こんな風に言えてたら…
もっと素直に気持ちを伝えていたら…
もっと会いたい
話がしたい
好きって何度も言えばよかった…
終わりが来ることなんて
幸せな時には誰も考えない。
そんな悲しいこと、考える必要なんてない。
だから私も
考えてなどいなかった。
目の前でガシャンと
一方的に扉が閉められるような結末。
…いつかまたあなたのほうから開けてくれるかもなんて
そんな淡い期待は虚しいかもしれない。
でも期待している私がいる。
私からは開けられない。
開けてはいけない理由が…あなたにはあるのよね。
だからいつか
あなたが開けて。
…それともちゃんと
あなたが想い出になる日が来るかしら…
やっぱりあなたが好きよ。
今でもどうしようもなく
好きよ。