8887通目のひとです。
あいつを傷つけたいなーって思った。
何か前にも思った気がして、メールボックスを検索してみた。
そしたら引っ掛かったのが、この、
8887通目の宛メでした。
4月5日。この宛メを書いたのは、まだあいつを本当に好きだったときのことでした。
あれから3か月過ぎましたが、現状は変わらぬまま、あいつはあの娘と付き合っています。
何だか、上手くいってるとは思えないけど。
あいつは、こんなことを言う。
あの娘と別れて、わたしと付き合いたいって。
僕を愛してくれているのはわたしだけなんだって。
確かに、愛してるよ。
君を傷つけるのものは、どんなものでも許さないし。
でも、ねぇ。
別れたとき、君はわたしに、友達でいてって言ったんだ。
だからわたし、君を友達として見るために頑張った。
やっと友達として見られるようになったとき、君は言うんだ。
付き合いたい、って……。
そんなの理不尽すぎるよ!
大体、そういうのはあの娘と別れてから言いなさいよ!
友達でいて。いつかの君みたいにそう言えば良い。
でもそう言ったら、君は傷つくだろう。
……君を傷つけるものは、どんなものであっても許さないんだ。
憎いから傷つけたのではなくて、愛してるから傷つけたくなるのです。
傷つけたら、わたしのものになる気がして。
実際には傷つけませんが。
何を言ってるかさっぱり分からなくなった。
とりあえず、宿題やるので終わりにします。