感傷に、浸らせて下さい
出会ったのは2年前のこの季節。桜は散ってしまい、緑の息吹きを感じる時だったのを覚えている。
茶色い髪にふわふわパーマをあてて、耳にはシルバーのピアスが3つ・・・・ジャスティンデイビスのピアスだったね。
すごくおしゃれで、ニールバレットのレザーがあんなに似合っていた人にまだ出会っていないよ。
かっこよくて優しくて・・・あなたと同棲した毎日が記念日だった。
なにもない日はDVDを見て。料理を作りあって。一緒に眠った。
よく晴れた日にはデートに出掛けたね。
出会ったあの日は雨。困っていた私に傘を貸してくれたね。
あとから聞いたら一目惚れだって。
自慢の彼氏だった。
「小栗旬には似てないのに花沢類に似てる」
と言われるあなたが大好きだった。
一緒にいたかったのに。進むべく道はいつか違っていた。
あなたに会うことはもうないし、出来ないけれど私はまだあなたが好き。
前に進めないよ
あなたが素敵過ぎて
私を置いてかっこよくならないで
もう私のものにならないなら、いっそのこと殺してしまいたい。そのぐらい好き。