先月、セールで買ってきた鈴虫の卵
100円だったので、あまり期待していなかったが3週間後には、たくさんの小さな赤ちゃんが生まれた。
嬉しかった。とても喜んだ。
あの喜びは今でも覚えている。
あれから約1ヶ月がたった現在、
その小さかった赤ちゃん達は
すくすくと成長して3倍ぐらいの大きさになっている。毎日観察するのが日課になっている。
虫だがとても可愛いと思っている。
成虫になるにはあと3ヶ月ぐらい先になるそうだ。美しい鳴き声を聴くのが待ち遠しい。
2014年7月4日、
これが飼っていたリスの命日だ。
私の手の中でゆっくりと息を引き取った。
(この文章は、その出来事から10分後に書かれたものである。)
7歳だった。リスの寿命は8年ぐらいだから、長生きな方だ。
5日前から、なんの前触れもなく体調が悪くなった。私は暇があればリスのそばにずっといた。昨日からは、寝たきりで何も食べれなくなっていた。唯一、オレンジジュースは飲んだ。しかし今日冷蔵庫の中にはもうなかった。私は、飲んでくれるその姿が見たくて、近くのコンビニでリンゴジュースを買った。そして、キャップに少し入れ、口の前へ持っていってあげると飲んだ。
寝たきりで横たわり、半開きだった目のリスが起き上がって美味しそうにペロペロと飲んだのだ。
とても幸せそうだった。
飲み終わると突然、無いはずの力を振り絞って、よたつきながらケージから出て私の腕に乗ってきた。私は両手で包みながら一緒に記念写真を撮った。その後、手の中で力が抜けたように眠りについた。もう動かない。
悲しかった。泣いた。今も泣いてる
私が小学校五年生の時に君は家族になった。今は高校2年生。
私はまだ子どもだけど、あなたはもうお年寄り。
あなたはいつも私の話し相手となってくれた。いろんな思い出を作ってくれた。ありがとう!ありがとう!
リスには噛む時期があって、何度も噛まれたけど、あなたに対する愛情はまったく変わらなかった。私以外の家族はあなたを怖がっていたけど私はまったく怖くなかった。大好きだよ。
悔いはない。きっとあなたもそう思っているはず。そう思っていたらいいな。
生き物は生まれ、成長し、衰え、
死を迎える。
美しいと思う。
いとをかし。
趣深いと感じる。
私はこの気持ちを胸に獣医を目指したいと思う。