私は祖母と一緒に折り紙で花束を作りました。
いろんな花の作り方を教わって。祖母は手先が器用で折り紙も上手で、私は自分のが恥ずかしかったなあ。
出来上がった花束は交換しました。それを水のない花瓶に入れて、祖母はずっと病室に置いてくれてました。
会う人皆に「孫が作ったのよ」って自慢してたそうです。家族で最後に撮った写真も、それを胸に抱いて写っています。
お別れの時、私が渡した花束は、お棺に入れて、一緒に天国に持っていってもらいました。
祖母からもらった花束は、今でも部屋にあります。
祖母と繋がっているような気がします。
花束だけじゃなく、あの時間全部が、祖母にとって、私への形見だったんだと思います。
私への愛情とか願いとか、そういう気持ちを遺したかったんだと思います。
旦那さまにも、きっと遺したいものがあると思います。
あなたが本当に後追いをするかもしれないと、そう危惧するなら、なおのこと、思い止まらせる為の何かが必要だと、思っているかもしれません。
月並みですが、手紙を送り合うのはどうでしょうか。
似顔絵とか、人形とか。
旦那様の姿が見えなくなっても、あなたへの温もりをずっと感じられるように。
まとまらない文ですみません。